子どもの成長・園での様子を伝えるの文例
おうちの方が直接見ることのできない園での姿を具体的に届け、子どもの育ちを一緒に喜び合うための文書です。読んだ保護者が「こんな一面があったんだ」と安心し、家庭での会話や声かけにつなげてもらえることを目指します。
書き方のコツ
- 「楽しそうでした」で終わらせず、子どもの言葉・表情・しぐさなど、その場面が目に浮かぶ具体的な事実を一つ入れる。
- 結果(できた・できない)よりも、挑戦した過程や気持ちの動きを中心に書くと、成長の手ごたえが伝わりやすい。
- 他の子と比べる表現は避け、その子の以前の姿と比べて変化を伝える。
- 連絡帳は「場面→子どもの姿→保育者の受け止め」の順にまとめると、短くても読みやすい。
- 泣いた・できなかった日も、その中の小さな前進や保育者の関わりを添えて前向きに伝える。
こんな言い方は言いかえを
- ✕ 今日も元気に過ごしました。
- ○ 砂場で大きな山を作り、「トンネルほる!」と友達を誘って最後まで掘り進めていました。
- ✕ 〇〇くんはまだ一人で着替えられません。
- ○ ボタンを一つ自分で留められ、「できた」とうれしそうに見せてくれました。
- ✕ クラスで一番上手に描けていました。
- ○ 色を何度も重ねて、自分のイメージに近づけようと工夫していました。
文例(7例)
新年度1か月の園の様子
新年度が始まって1か月ほどたち、園全体の様子をお伝えするとき。
新年度が始まって1か月がたちました。はじめは涙が出ていた子も、今では朝の身支度を終えると好きな遊びへまっすぐ向かうようになり、園内に笑い声が増えてきました。進級した子どもたちは、新しいお部屋の使い方を覚え、年下の子に「こっちだよ」と声をかける姿も見られます。一人ひとりが自分のペースで新しい生活に慣れてきていることを、職員一同うれしく感じています。ご家庭でも、園での出来事を聞いてみてください。
ポイント:園全体の変化を「涙→好きな遊びへ」「年下の子への声かけ」など具体的な姿で示し、どのクラスの保護者にも安心が届くようにしています。
水遊びでの変化(1歳児)
夏の水遊びを重ね、はじめは水を怖がっていた子が慣れてきた様子を伝えるとき。
7月に入り、毎日のように水遊びを楽しんでいます。はじめは顔に水がかかると泣いてしまう子もいましたが、保育者がじょうろで少しずつ水を流して見せるうちに、自分から手を伸ばして水をすくうようになってきました。最近では、カップに水を入れては移しかえることを何度も繰り返し、「じゃー」と言いながら夢中になっています。【今月の予定】も水遊びを続けますので、水遊び用の着替えのご用意をお願いいたします。
ポイント:「怖がる→見る→自分から触る」という段階を書くことで、ゆっくりした変化も成長として伝わります。持ち物のお願いは最後に短く添えています。
つかまり立ちができた日
0歳児が初めてつかまり立ちをした場面を個別に伝えるとき。
今日はお部屋の低い棚につかまり、〇〇ちゃんがぐっと足に力を入れて立ち上がりました。少しびっくりした顔をしたあと、保育者と目が合うとにっこり笑い、しばらく棚の上のおもちゃをトントンたたいて楽しんでいました。最近は、はいはいで興味のあるところへどんどん向かっていく姿が見られ、体を動かすことが楽しくて仕方がないようです。ご家庭でも立ち上がる姿が見られたら、ぜひ教えてくださいね。
ポイント:「初めて」の瞬間を園で見た場合も、家庭での様子を聞く一文を添えることで、保護者の喜びを大切にした書き方になります。
おもちゃを譲れた日
友達とのおもちゃの取り合いを経て、自分から譲ることができた場面を伝えるとき。
今日はブロック遊びで、同じ車輪のパーツを使いたい友達と取り合いになりました。はじめは「〇〇くんが使うの!」と譲れずにいましたが、保育者が二人の気持ちを聞くと、少し考えてから「じゃあ、次かして」と自分から友達に渡していました。そのあと約束どおり車輪を受け取ると、うれしそうに二人で車を走らせていました。相手の気持ちに気づき、自分で折り合いをつけようとする姿に成長を感じた一日でした。
ポイント:トラブルの場面も、子どもが気持ちを立て直した過程まで書くことで、前向きな成長の記録として受け取ってもらえます。
運動会の練習でがんばる姿
秋の運動会に向けた練習の様子を、当日前にクラスの保護者へ配信するとき。
4歳児クラスの保護者の皆さまへ。運動会に向けて、クラスでリレーの練習をしています。最初はバトンを落としてしまうことが多かったのですが、子どもたちから「手をパーにして待つといいよ」とアイデアが出て、みんなで試しながら上達してきました。負けて悔しくて泣く子もいますが、友達が「次がんばろう」と励ます場面も増えています。当日は結果だけでなく、ここまでの子どもたちの挑戦にもぜひ注目していただけるとうれしいです。
ポイント:練習の過程を事前に伝えることで、当日の見方が「勝ち負け」から「挑戦の積み重ね」へ広がるよう工夫しています。
当番活動で見えた頼もしさ
冬、年長クラスの当番活動を通した育ちを伝えるとき。
年明けから、給食の配膳や植物の水やりなどの当番活動を子どもたちだけで進めています。「今日は誰がお茶を配る?」と自分たちで役割を相談し、休みの友達がいると「代わりにやっておくね」と声をかけ合う姿が見られるようになりました。保育者が手を出さなくても、声をかけ合いながら最後までやり遂げられることが増えています。就学に向けて、自分たちで考えて動く力がしっかり育っていることを感じています。
ポイント:保育者の関わりが減っていく様子を示すことで、就学前の育ちが具体的に伝わります。
保育の様子の掲示のお知らせ
玄関や廊下に写真付きの保育記録を掲示し、見てもらうよう案内するとき。
【掲示期間】、玄関前の廊下に各クラスの「最近の遊びの様子」を写真とコメントで掲示しています。葉っぱの色の違いを見比べる0歳児、段ボールで電車を作る3歳児、友達と相談してお店屋さんごっこを進める5歳児など、日々の小さな発見や挑戦の姿を集めました。お迎えの際にお子さまと一緒にご覧いただき、「これ何してたの?」と声をかけていただけると、子どもたちもきっと喜んで話してくれると思います。
ポイント:掲示を見る目的を「親子の会話のきっかけ」と示し、忙しいお迎え時でも気軽に立ち寄れるようにしています。
【 】の部分は園やクラスに合わせて書きかえてください。文例は保育士求人アースのオリジナルで、園のおたより・連絡帳に自由にお使いいただけます。
ほかの目的の文例
入園・進級・新年度のあいさつ行事のお知らせ・参加のお願い持ち物・提出物のお願い保健・感染症のお知らせ安全・防犯・防災のお知らせ懇談会・個人面談・保育参観の案内家庭での過ごし方の提案お礼・感謝を伝えるけが・トラブルの報告とお詫び連絡帳での相談への返信卒園・進級・退園・年度末のあいさつ