安全・防犯・防災のお知らせの文例
避難訓練・防犯対策・送迎時のルール・園でのけがの報告など、子どもの安全に関わる情報を正確に伝え、家庭と園が同じ認識で子どもを守るための文書です。不安をあおるのではなく、園の備えを知ってもらい、保護者に協力してほしいことを理由とあわせて理解してもらうことを目指します。
書き方のコツ
- 園として何をしているか(訓練・点検・職員の対応)を先に伝え、そのうえで家庭への協力のお願いを書くと、信頼につながります。
- 不審者情報や災害時の連絡は、「いつ・どこで・何が起きたか」「園の対応」「家庭へのお願い」の順で、事実を簡潔に書きます。うわさや推測は書かないようにしましょう。
- けがの報告は、けがをした状況の事実 → 園での対応 → 今後の対策の順で伝えます。子どもやほかの子の責任を断定したり、「たいしたことはない」と軽く伝えたりするのは避けます。
- 送迎のルールや門の開閉などのお願いは、「子どもを守るため」という理由を必ず添え、命令口調にならないようにします。
- 災害時の引き渡し方法や連絡手段は、年度初めと訓練前など、年に複数回くり返し伝えることが大切です。
こんな言い方は言いかえを
- ✕ お友達に押されて転んでしまいました。
- ○ 友達と一緒に走っていたときに体がぶつかり、転んでしまいました。
- ✕ ルールを守らない方がいて、大変危険です。
- ○ 子どもたちの安全を守るため、門を通る際は必ず閉まったことをご確認ください。
- ✕ 近所に不審者が出たので、十分に気をつけてください。
- ○ 【〇月〇日】、【〇〇付近】で不審な声かけがあったと情報がありました。園では散歩ルートを見直しています。
文例(7例)
避難訓練と引き渡し訓練のお知らせ
9月の防災月間に、保護者参加の引き渡し訓練を案内するとき。
9月は防災について考える月です。当園では毎月、地震や火事を想定した避難訓練を行い、子どもたちは保育者の声を聞いて素早く集まる練習を重ねています。今月は、大きな災害が起きたときに、おうちの方へ確実にお子さまをお渡しできるよう、引き渡し訓練を行います。日時は【〇月〇日(〇)〇時〜】です。当日は、事前に登録いただいている方がお迎えにいらしてください。ご都合がつかない場合は、ふだんどおりのお迎えで構いません。災害時の連絡方法や集合場所は、別紙でご確認をお願いいたします。
ポイント:ふだんの訓練の様子を先に伝えてから、保護者に参加してほしい引き渡し訓練の案内につなげています。
近隣での不審者情報のお知らせ
自治体などから近隣の不審者情報が届いたときに、園の対応を一斉配信で知らせるとき。
保護者の皆さまへ。【〇月〇日】【〇時ごろ】、【〇〇付近】で、子どもに不審な声かけがあったと【自治体・警察】から情報がありました。園では、当面のあいだ散歩のルートを変更し、門の施錠や来園者の確認をいつも以上に徹底しています。送迎の際には、お子さまと手をつないで歩き、門の中に入るまでおうちの方が付き添っていただけますようお願いいたします。新しい情報が入りましたら、改めてお知らせします。ご不安なことがありましたら、園までご連絡ください。
ポイント:確認できた事実と情報元だけを書き、園の対応を具体的に示すことで、必要以上に不安をあおらないようにしています。
送迎時の門の開閉と代理のお迎えについて
新年度に、送迎時の門の開閉や代理でお迎えに来る場合の連絡方法を掲示するとき。
保護者の皆さまへ。子どもたちの安全を守るため、送迎時は次の点にご協力をお願いいたします。門を通る際は、後ろから子どもが飛び出さないよう、閉まったことを必ずご確認ください。ほかの方のために門を開けたままにすることも、お控えいただけると安心です。また、ふだんと違う方がお迎えに来る場合は、当日の朝までに、お迎えに来る方のお名前と続柄を連絡帳またはアプリでお知らせください。事前に連絡がない場合は、おうちの方に確認が取れるまでお子さまをお引き渡しできませんので、ご理解をお願いいたします。
ポイント:お願いごとに「子どもが飛び出さないよう」などの理由を添えています。代理のお迎えは連絡方法と引き渡しの条件を明記しています。
園でのけがの報告
園庭で転んでひざをすりむいたことを、連絡帳で報告するとき(お迎え時の口頭報告とあわせて)。
本日【〇時ごろ】、園庭で友達と追いかけっこをしていたときに、〇〇ちゃんが足をもつれさせて転び、右ひざをすりむきました。すぐに流水で傷口を洗い、保護テープを貼って様子を見ています。その後は痛がる様子もなく、いつもどおり遊んでいました。今後は、園庭の段差がある場所の近くで走る遊びをするときは、保育者がそばで見守るようにいたします。痛いところを見せてしまい、申し訳ありません。ご家庭でも、傷の様子で気になることがありましたらお知らせください。
ポイント:事実・対応・今後の対策の順で書き、誰かのせいと断定せずに経緯を伝えています。お迎え時の口頭報告と組み合わせて使います。
交通安全教室の様子と家庭でのお願い
春の交通安全教室を行ったあとに、学んだことと家庭での声かけをお願いするとき。
先日、交通安全教室を行いました。信号の色の意味や横断歩道の渡り方を教えていただき、子どもたちは「右、左、もう一度右」と声に出しながら、真剣な表情で練習していました。来年度から小学校へ通う年長児にとって、自分で安全を確かめる力はとても大切です。送迎や休日のお出かけの際に、横断歩道の前で一緒に立ち止まり、「どっちから車が来るかな」と声をかけてみてください。大人が見本を見せることが、子どもたちにとって何よりの学びになります。
ポイント:就学を控えた年長児という時期に合わせ、家庭で取り入れやすい具体的な声かけを提案しています。
台風・大雪時の開園と連絡方法について
台風シーズン前や冬の降雪期に、悪天候時の開園判断と連絡方法を案内するとき。
保護者の皆さまへ。台風や大雪などで天候が大きく乱れる場合の対応についてお知らせします。当園では、原則として開園いたしますが、【気象警報の発令状況や交通機関の状況】により、保育時間の短縮やお迎えのお願いをすることがあります。その場合は、アプリでお知らせしますので、こまめにご確認ください。送迎の道中が危険な場合は、無理をせずご家庭で過ごしていただいて構いません。お迎えが遅れそうなときは、【園の電話番号】までご連絡ください。お子さまを責任をもってお預かりしますのでご安心ください。
ポイント:開園の原則と変更時の連絡方法を示し、無理をしなくてよいこと、お迎えが遅れても安心であることを伝えています。
誤飲やけがを防ぐための持ち物のお願い
口に物を入れやすい時期のクラスで、髪飾りや衣服の安全についてお願いするとき。
1歳児は、目にした物を何でも口に入れて確かめようとする時期です。クラスでは、おもちゃの大きさを定期的に確認し、床に小さな物が落ちていないか、こまめに点検しています。ご家庭でも、飾りのついたヘアゴムやヘアピン、取れやすいボタンのある服は、誤って飲み込んでしまうことを防ぐため、登園時には控えていただけると安心です。また、ひものついた服やフードは、遊具に引っかかることがあるため、できるだけ避けていただけると助かります。子どもたちが安全にのびのびと遊べるよう、ご協力をお願いいたします。
ポイント:発達の特徴を先に伝えることで、お願いの理由が自然に理解できるようにしています。
【 】の部分は園やクラスに合わせて書きかえてください。文例は保育士求人アースのオリジナルで、園のおたより・連絡帳に自由にお使いいただけます。
ほかの目的の文例
入園・進級・新年度のあいさつ行事のお知らせ・参加のお願い持ち物・提出物のお願い保健・感染症のお知らせ懇談会・個人面談・保育参観の案内子どもの成長・園での様子を伝える家庭での過ごし方の提案お礼・感謝を伝えるけが・トラブルの報告とお詫び連絡帳での相談への返信卒園・進級・退園・年度末のあいさつ