家庭での過ごし方の提案の文例
園での様子や季節の変化をふまえて、家庭で取り入れやすい過ごし方のヒントを届けるための文書です。おうちの方が「これならできそう」と感じ、負担なく試してもらえることを目指します。
書き方のコツ
- 「〜してください」と一方的に求めず、「〜してみるのもおすすめです」「できる範囲で」と選択肢として示す。
- なぜそれがよいのか、子どもの育ちや園での様子と結びつけて理由を一言添える。
- 共働き・ひとり親など家庭の事情はさまざまなので、短時間・身近な物でできる工夫を具体的に挙げる。
- 長期休み明け・季節の変わり目・行事の前など、生活が揺らぎやすいタイミングに合わせて出す。
- 食事や睡眠で心配がある場合は、個別に相談できる窓口(連絡帳・送迎時の声かけなど)を案内する。
こんな言い方は言いかえを
- ✕ 夜更かしはやめさせてください。
- ○ 寝る前の30分は照明を少し落とすなど、できる範囲で眠りに向かう工夫をしてみるのもおすすめです。
- ✕ お母さんが手作りのおやつを用意してあげましょう。
- ○ おうちの方と一緒に、おにぎりを握るなど簡単なことから楽しんでみてはいかがでしょうか。
- ✕ テレビやスマホは見せないでください。
- ○ 画面を見る時間の前後に、一緒に体を動かす遊びを少し取り入れてみるのもよいですね。
文例(7例)
夏休み明けの生活リズム
8月末から9月初め、長めのお休み明けに生活リズムを整えるヒントを伝えるとき。
夏の間、ご家族で過ごす時間が増えたご家庭も多かったことと思います。楽しい時間のあとは、朝起きる時間や食事の時間が少しずつずれて、登園時に眠そうな様子が見られることもあります。まずは朝、カーテンを開けて日の光を浴びることから始めてみてはいかがでしょうか。朝ごはんを少しでも口にすると、体が目覚めて午前中の遊びにも元気に向かえます。園でも無理のないペースで生活の流れを取り戻していきますので、一緒に見守ってまいりましょう。
ポイント:「朝の光」「朝ごはん少しでも」とハードルの低い一歩に絞り、園も一緒に取り組む姿勢を示しています。
離乳食の進め方とおうちでの様子
0歳児クラスで離乳食の進み具合を共有し、家庭と情報を合わせたいとき。
0歳児クラスでは、一人ひとりの発達や食べる様子に合わせて離乳食を進めています。園では、新しい食材は必ずご家庭で一度食べてから取り入れるようにしていますので、食べたことのある食材は【食材チェック表】にご記入をお願いいたします。食べる量や好みは日によって変わるものです。「今日はあまり食べなかった」という日があっても心配しすぎず、連絡帳で様子を共有し合いながら、ゆっくり進めていきましょう。気になることは栄養士にもご相談いただけます。
ポイント:お願いには「園で初めての食材を避けるため」という理由を添え、量のばらつきへの不安にも先回りして触れています。
冬の睡眠と朝の目覚め
日が短く寒い季節に、睡眠リズムのヒントを掲示で伝えるとき。
寒くなり、朝なかなか布団から出られない季節になりました。子どもたちの体は、眠っている間にぐんと育ちます。ぐっすり眠るためのヒントを紹介します。①寝る前は部屋の明かりを少し落とし、静かに過ごす。②お風呂は寝る少し前に済ませ、体がほかほかのうちに布団へ。③朝はカーテンを開けて部屋を明るくする。すべてでなくても、取り入れやすいものから一つ試してみてください。お子さまの睡眠で気になることがあれば、担任までお気軽にどうぞ。
ポイント:掲示用に番号付きの短いヒントにまとめ、「一つからでよい」と伝えて取り組みやすくしています。
週末のおすすめの遊び
春、園で夢中になっている遊びを伝え、週末に家庭でも楽しめる遊びを提案するとき。
最近の〇〇ちゃんは、散歩中にだんご虫を見つけるのが大好きです。今日も植え込みの下をのぞき込み、「いたー!」と保育者を呼んで、手のひらにのせて丸くなる様子をじっと見ていました。もし週末にお散歩へ出かける機会があれば、道ばたの草花や虫を一緒に探してみるのも楽しいと思います。特別な場所に行かなくても、身近な場所での小さな発見が〇〇ちゃんにとっては大きな喜びになっているようです。
ポイント:園での姿を起点に提案しているので、押しつけにならず、家庭で試すイメージが湧きやすくなっています。
雨の日のおうち遊び
梅雨の時期、外で遊べない日の家庭での過ごし方を提案するとき。
雨の日が続き、室内で過ごす時間が増えています。クラスでは新聞紙を丸めてボールを作ったり、細く裂いて雨のように降らせたりする遊びが盛り上がっています。ご家庭でも、読み終えた新聞紙やチラシがあれば手軽に楽しめます。遊んだあとは「どっちがたくさん集められるかな」と片付けまで遊びにしてしまうのもおすすめです。体を思いきり動かしにくい季節ですが、身近な物で親子で笑い合う時間になればうれしいです。
ポイント:家にある物で短時間できる遊びを選び、片付けの負担まで考えた提案にしています。
年末年始のお休みの過ごし方
年末年始の休みに入る前に、体調管理と生活リズムのヒントを配信するとき。
保護者の皆さまへ。年末年始のお休みが近づいてきました。帰省やお出かけなど、いつもと違う予定が続くと、子どもたちは思った以上に疲れがたまりやすくなります。予定の合間に、ゆっくり休める時間を少しつくっていただけると安心です。また、休み明けは朝起きる時間を少しずつ戻していくと、登園がスムーズになります。感染症がはやりやすい時期でもありますので、体調に変化があったときは医師の指示に従い、園の登園基準をご確認ください。
ポイント:休み前に届くことで準備に役立ち、感染症については医療的判断をせず「医師の指示・登園基準」の案内にとどめています。
手づかみ食べを見守るヒント
秋、手づかみ食べが盛んになり、おうちの方から散らかることへの悩みを聞いたとき。
今日の給食では、〇〇くんがかぼちゃの煮物を指でつまんで口に運び、何度も「ん!」と満足そうな顔を見せてくれました。手づかみ食べは、食べ物の固さや温かさを確かめながら「自分で食べたい」気持ちを育てる大切な時期です。ご家庭では、床に新聞紙やシートを敷いておくと片付けが少し楽になりますよ。散らかるのは大変ですが、今しか見られない姿として、一緒に見守っていけたらうれしいです。
ポイント:手づかみ食べの意味を伝えたうえで、片付けの負担を減らす具体策を添え、保護者の大変さにも共感しています。
【 】の部分は園やクラスに合わせて書きかえてください。文例は保育士求人アースのオリジナルで、園のおたより・連絡帳に自由にお使いいただけます。
ほかの目的の文例
入園・進級・新年度のあいさつ行事のお知らせ・参加のお願い持ち物・提出物のお願い保健・感染症のお知らせ安全・防犯・防災のお知らせ懇談会・個人面談・保育参観の案内子どもの成長・園での様子を伝えるお礼・感謝を伝えるけが・トラブルの報告とお詫び連絡帳での相談への返信卒園・進級・退園・年度末のあいさつ