卒園・進級・退園・年度末のあいさつの文例
卒園・進級・退園など節目のときに、これまでの感謝と子どもの成長を伝え、新しい環境へ送り出すための文書です。保護者に子どもの歩みを誇らしく振り返ってもらい、次の環境へ前向きな気持ちで踏み出してもらえることを目指します。
書き方のコツ
- 決まり文句だけで終わらせず、そのクラスや子ども一人ひとりのエピソードを一つ入れる。
- 保護者への感謝を必ず添える。送迎や行事への協力など、日々の支えに触れると気持ちが伝わる。
- 新しい環境への不安にも触れつつ、「これまでの経験が力になる」と前向きな見通しで締めくくる。
- 年度末は持ち物の持ち帰りや新年度の準備など事務連絡も多いので、あいさつとは段落を分けて書く。
- 途中退園の場合は、理由に深く触れず、園での思い出と今後の健やかな成長を願う言葉を中心にする。
こんな言い方は言いかえを
- ✕ 小学校では今のままでは困ることもあるので、ご家庭でしっかり準備してください。
- ○ 園で身につけた力を土台に、新しい生活でもきっと自分らしく歩んでいけると信じています。
- ✕ 急な退園で残念です。
- ○ 〇〇ちゃんと過ごした日々は、クラスのみんなにとっても大切な思い出です。
文例(7例)
卒園のごあいさつ(園長)
3月の園だよりで、卒園児とその保護者に向けて園長からあいさつを伝えるとき。
ご卒園、誠におめでとうございます。入園したころ、おうちの方の姿が見えなくなると涙を流していた子どもたちが、今では小さいクラスの子の手を引き、困っている友達に「どうしたの?」と声をかけられるまでに成長しました。その一つひとつの歩みを間近で見守らせていただけたことは、職員一同の大きな喜びです。保護者の皆さまには、日々の送迎や行事へのご協力など、たくさんのお力添えをいただきました。心より感謝申し上げます。新しい場所でも、子どもたちが自分らしく輝いていくことを願っています。
ポイント:入園時と今の姿を対比させて成長を示し、保護者への感謝を具体的に添えています。
卒園式を終えて
卒園式を終えたあと、年長クラスの保護者に担任として最後のおたよりを届けるとき。
先日の卒園式では、一人ひとりが名前を呼ばれると大きな声で返事をし、胸を張って卒園証書を受け取っていました。練習のときには「ちゃんとできるかな」と不安そうにしていた子も、当日は堂々とした表情で、その姿に胸がいっぱいになりました。この一年、みんなで意見を出し合った運動会や、最後まで作り上げた劇遊びなど、たくさんの思い出ができました。保護者の皆さまには、温かく見守っていただき本当にありがとうございました。子どもたちの新しい毎日を、ずっと応援しています。
ポイント:式当日の姿と一年間の出来事を振り返り、担任としての思いを素直に伝えています。
最後の連絡帳
卒園前、年長の子どもの連絡帳に個別の最後のメッセージを書くとき。
〇〇ちゃん、ご卒園おめでとうございます。この一年、〇〇ちゃんが友達の絵をいつも「すてきだね」とほめてくれる姿に、クラスのみんなが何度も笑顔になりました。自分が描くときは納得がいくまで色を重ねる、根気強い一面も頼もしく感じていました。おうちの方には、毎日の連絡帳でおうちでの様子をたくさん教えていただき、〇〇ちゃんのことを一緒に考えられたことがとても心強かったです。小学校でも、その優しさと粘り強さを大切にね。本当にありがとうございました。
ポイント:その子らしいエピソードを二つ入れ、子どもへの言葉と保護者への感謝の両方を込めています。
進級に向けて(2歳児)
2月から3月、3歳児クラスへの進級に向けた準備と子どもの様子を伝えるとき。
3歳児クラスへの進級まで、あと少しとなりました。最近は、3歳児クラスのお部屋に遊びに行ったり、一緒に給食を食べたりしています。はじめは少し緊張していた子どもたちも、今では「あっちのお部屋に行きたい!」と楽しみにしています。新しい環境では、しばらく疲れが出たり甘えが強くなったりすることもありますが、それも新しい生活に一生懸命向き合っている証です。ご家庭でも「もうすぐお兄さん、お姉さんクラスだね」と一緒に楽しみにしていただけるとうれしいです。
ポイント:進級前の取り組みを伝え、進級後に起こりやすい変化もあらかじめ知らせて不安を減らしています。
年度末の持ち帰りと新年度の準備
年度末に、あいさつとあわせて持ち物の持ち帰りや新年度準備を案内するとき。
今年度も残りわずかとなりました。一年間、園の保育にご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。年度末にあたり、ロッカーの持ち物や作品を【持ち帰り期間】に順次お渡しします。大きな作品もありますので、手提げ袋などのご用意をお願いいたします。新年度の持ち物は、【配布日】に配布する「新年度のしおり」でお知らせします。進級にあたってご心配なことがありましたら、担任または園長までお気軽にご相談ください。
ポイント:あいさつと事務連絡を分けて書き、準備物の理由(大きな作品がある)も添えています。
途中退園のあいさつ
年度の途中に、転居などで退園する子どもの最後の登園日に書くとき。
今日で〇〇くんとの園生活も最後となりました。入園したころは抱っこでしか眠れなかった〇〇くんが、今ではお布団に自分から横になり、お気に入りのタオルを握って安心して眠るようになりました。今日も大好きな電車の絵本を友達と一緒に指さして「でんしゃ!」と笑い合っていましたよ。一緒に過ごした日々は、クラスのみんなにとっても大切な思い出です。新しい場所でも、〇〇くんが元気に過ごせるよう心から願っています。これまで本当にありがとうございました。
ポイント:退園の理由には触れず、成長のエピソードと今日の姿で温かく送り出しています。
一年間のお礼と新年度に向けて
年度の最終日に、在園児の保護者全体へ一年間のお礼を配信するとき。
保護者の皆さまへ。本日で今年度の保育が終わります。この一年、行事や日々の送迎、持ち物のご準備など、たくさんのご協力をいただき、本当にありがとうございました。子どもたちは、季節ごとの遊びや友達とのかかわりを通して、一人ひとりが大きく成長しました。明日からは新しいクラスでの生活が始まります。しばらくは慣れない環境に戸惑うこともあるかと思いますが、職員一同で丁寧に見守ってまいります。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。
ポイント:年度の区切りに一斉配信することで全家庭に感謝を届け、新年度への安心感も伝えています。
【 】の部分は園やクラスに合わせて書きかえてください。文例は保育士求人アースのオリジナルで、園のおたより・連絡帳に自由にお使いいただけます。
ほかの目的の文例
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