いちりにりさんり
保育士とのスキンシップを通して安心感を育みます。「次にくすぐられる」と期待する気持ちも楽しみます。
使いやすい場面:おむつ替えのあと、ねんね前のふれあい
歌詞
いちり にり さんり しりしりしり
作者不詳の伝承わらべうたです。地域や園によって歌詞やふしが少しずつ違います。 「さんり」でひざではなく太ももをつかむなど、触る場所には地域や園による違いがあります。
遊び方
-
子どもをあお向けに寝かせるか、ひざの上にのせて向かい合います。
-
「いちり」で両足の指先を軽くつまみます。
-
「にり」で両足首をやさしくつかみます。
-
「さんり」でひざを軽くつかみます。
-
「しりしりしり」でおしりや腰のあたりをくすぐります。
保育士のコツ:「いちり」の前に少し間をあけて目を合わせると、子どもが期待してにっこりします。くすぐりは嫌がるサインが出たらすぐに弱めてください。
アレンジ:歩けるようになった1歳児は、座って向かい合い、ひざの上に足をのせて同じように遊びます。
この遊びで育つこと
保育所保育指針の5領域:健康人間関係言葉
- 足の指先からおしりへと触れられる場所が移っていく感覚を、心地よく受けとめる
- 「いちり、にり…」のくり返しの中で、くすぐりが来るタイミングを予想して体をこわばらせたり笑ったりする
- 保育士と目を合わせ、声やしぐさで「もう1回」と伝えようとする
- おむつ替えなどの生活の場面を、安心できる楽しい時間として感じる
保育の視点
おむつ替えやねんね前など、1対1になれる生活の中の短い時間にこそ生きるわらべうたです。大人の肉声と手のぬくもりが同時に届くので、言葉がまだ出ない時期でも「この人と一緒にいると心地よい」という感覚を積み重ねられます。毎回同じ順番・同じ節で触れることで、子どもが見通しをもって待てるようになる過程を大切にしたい遊びです。
保育士の関わり方・声かけ
- 触れる前に「〇〇ちゃん、あんよさんいくよ」と名前を呼び、子どもの表情が和らいでから始める
- 「しりしりしり」の前に一瞬止まって目を合わせ、子どもの期待がふくらむ間を楽しむ
- 体をよじる・泣きそうになるなど嫌がる様子があれば、くすぐりはやめて足をなでるだけにするなど、その日の子どもの気分に合わせて触れ方を変える
年齢に合わせた楽しみ方
- 0歳児
- 寝返り前の子にはあお向けのまま、歌の速さを落としてやさしく触れ、触れられる心地よさそのものを味わいます。
- 1歳児
- ひざの上で向かい合い、くすぐる前の「間」に子どもが自分から身をよじって待つなど、やりとりの楽しさを広げます。
- 2歳児
- 子どもが保育士やぬいぐるみの足に「いちり」と触れる役を交代でやり、する側の楽しさも味わいます。
同じ季節におすすめの手遊び
- ちょちちょちあわわ(わらべうた・0歳児〜)
- いっぽんばしこちょこちょ(わらべうた・0歳児〜)
- にぎりぱっちり(わらべうた・0歳児〜)
- げんこつやまのたぬきさん(わらべうた・1歳児〜)
- うちのうらのくろねこ(わらべうた・2歳児〜)
- なべなべそこぬけ(わらべうた・3歳児〜)