保育の現場から(週刊コラム) 2026年8月10日号
登録取消保育士の確認、約3割の園で不十分 7月中下旬は西日本で記録的高温
8月上旬の保育の話題をまとめました。こども家庭庁は、性暴力などで登録を取り消された保育士を確認するデータベースが多くの施設で正しく使われていなかったという調査結果を公表し、活用の徹底を求めました。7月中旬から下旬は西日本で記録的な高温となり、お盆も西日本を中心に暑さが続く見込みです。
この号は、2026年9月28日に、2026年8月10日ごろまでの1週間の公的な発表・報道をふり返ってまとめたバックナンバーです。内容はその時点の情報で、その後変わっている場合があります。
1登録取消保育士のデータベース、約3割の園で正しく活用されず
児童生徒などへの性暴力などで保育士の登録を取り消された人の情報は「保育士特定登録取消者管理システム」に記録され、保育士を採用する施設はこのデータベースを確認することが義務づけられています。こども家庭庁は、活用が始まって1年がたったことから、2026年1月1日時点の活用状況を調べた結果を公表しました。
回答があった保育所・認定こども園の約3割で、システムが正しく活用されていませんでした(対象のすべての施設・事業所では約4割)。主な理由には、活用が義務だと知らなかったことや、理解が不十分だったことが挙げられています。回答率は保育所・認定こども園で57.7%でした。
これを受けて同庁は8月4日付で自治体に通知を出し、保育士を採用するときには必ずデータベースを確認するよう施設に周知することを求めました。あわせて、活用のためのチェックリストや登録・活用ガイドも公表しています。
現場でのポイント採用のときにこうした確認が行われるのは、子どもを守るためのしくみです。12月施行のこども性暴力防止法とあわせて、保育士として働くうえで知っておきたい制度です。
27月中旬から下旬は西日本で記録的な高温、お盆も西日本は猛暑の見込み
気象庁は8月3日、7月中旬と下旬の西日本の平均気温が、統計を始めた1946年以降で最も高くなったと発表しました。東海では7月21日〜25日に国内で初めて5日連続の酷暑日(最高気温40℃以上)となり、九州でも観測史上初めての酷暑日がありました。
総務省消防庁の速報値では、7月27日〜8月2日の熱中症による救急搬送は9,180人で、前週よりは減りましたが、乳幼児も49人が搬送されています。日本気象協会の8月6日の1か月予報の解説では、お盆の期間は関東や東北の太平洋側で平年より気温が低い一方、西日本では猛烈な暑さが続く見込みです。
現場でのポイントお盆のころは職員の夏季休暇で人数が少なくなりがちです。少ない人数でも水分補給や室温の確認がもれないよう、担当と声かけの手順を事前に決めておきましょう。
3手足口病やRSウイルスは減少に転じる
JIHSが8月7日に公表した感染症週報(第30週:7月20日〜26日)では、手足口病、ヘルパンギーナ、RSウイルス感染症、新型コロナの定点当たり報告数がいずれも前の週より減りました。ただし手足口病は、群馬県、栃木県、埼玉県などでまだ多く報告されています。
現場でのポイント全国では減り始めても、地域によって流行の状況は異なります。お盆の休み明けは体調を崩しやすいため、登園時の健康観察をていねいに行いましょう。
今週使える保育のアイデア
このコラムは、公的機関の発表・報道・公開されている保育関連の記事の傾向と、当サイトの求人データをもとに、保育士求人アースが毎週作成しています。個人の投稿の引用や、特定の個人・園の紹介は行っていません。内容の誤りに気づいた場合はお問い合わせからお知らせください。