保育の現場から(週刊コラム) 2026年5月25日号
6〜8月は全国的に高温の予想、梅雨入りは平年より遅めの見込み
5月下旬の保育の話題をまとめました。気象庁の3か月予報では、6月から8月は全国的に平年より気温が高い見込みで、5月中旬にはすでに熱中症で1,000人を超える人が救急搬送されています。東京都では感染性胃腸炎や溶連菌の報告が多い状態が続き、国では保育の内容や保育士養成を話し合う会議の開催が相次いで告知されました。
この号は、2026年9月28日に、2026年5月25日ごろまでの1週間の公的な発表・報道をふり返ってまとめたバックナンバーです。内容はその時点の情報で、その後変わっている場合があります。
1この夏も全国的に高温の予想、5月中旬から熱中症の搬送が増加
気象庁が5月19日に発表した3か月予報によると、6月から8月の気温は全国的に平年より高い見込みです。降水量は全国的にほぼ平年並みとされています。日本気象協会の解説では、6月から湿度と気温が高くなるため、熱中症に警戒するよう呼びかけています。
総務省消防庁の速報値によると、5月11日〜17日の1週間に熱中症で救急搬送された人は全国で1,012人でした。約6割は65歳以上ですが、体が暑さに慣れていないこの時期は、こどもも注意が必要です。
現場でのポイント園では、暑さ指数(WBGT)を確認して戸外活動の時間や内容を決める流れを、本格的な夏の前に職員で確認しておくと安心です。こまめな水分補給の声かけや、帽子の用意を保護者に呼びかけるおたよりも、この時期に出しておくとよいでしょう。
2梅雨入りは九州から東北で平年より遅い予想
日本気象協会が5月21日に発表した2回目の梅雨入り予想によると、沖縄と奄美はすでに5月上旬に梅雨入りしています。そのほかの地域は、四国は平年並みか遅め、九州から東北にかけては平年より遅くなる予想です。5月下旬にかけては、九州や本州でも雲が広がって雨の降る日がある見込みです。
現場でのポイント梅雨の時期は外で遊べない日が続きます。雨の日に使える室内遊びや手遊びをいくつか用意しておくと、急な予定変更にも落ち着いて対応できます。
3東京都では感染性胃腸炎と溶連菌の報告が多い状態
東京都感染症情報センターが5月21日に発行した週報(5月11日〜17日)によると、都内の感染性胃腸炎の定点当たり報告数は5.38(1,416件)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1.65(433件)でした。
埼玉県の週報(5月20日掲載)では、水痘(みずぼうそう)の報告が前週より大きく増え、麻しん(はしか)の患者の発生も続いているとしています。東京都も5月22日に新たな麻しん患者の発生を公表し、感染力はインフルエンザの約10倍で、ワクチン接種は個人でできる有効な予防方法だと呼びかけています。
現場でのポイント嘔吐物の処理セットの中身や置き場所を、職員全員で確認しておきましょう。麻しんは手洗いやマスクだけでは防げないため、保育士自身も母子手帳などで予防接種の記録を確かめておくと安心です。
4保育の内容と保育士養成を話し合う国の会議が続けて開催へ
こども家庭庁は5月22日、保育士の養成課程を見直す「保育士養成課程等検討会」の第3回を5月27日に、保育所保育指針などを検討する「保育専門委員会」の第9回を5月29日に開くと発表しました。保育専門委員会は中央教育審議会の幼児教育のワーキンググループとの合同開催で、議題は「取りまとめに向けた検討」です。
どちらの会議もYouTubeでライブ配信される予定です。保育の中身や保育士の学び方がどう変わるのかは、現場で働く人にも関わる話です。気になる方は配信や、後日公開される資料をのぞいてみてください。
今週使える保育のアイデア
このコラムは、公的機関の発表・報道・公開されている保育関連の記事の傾向と、当サイトの求人データをもとに、保育士求人アースが毎週作成しています。個人の投稿の引用や、特定の個人・園の紹介は行っていません。内容の誤りに気づいた場合はお問い合わせからお知らせください。