保育の現場から(週刊コラム) 2026年5月18日号

熱中症の搬送が1週間で454人、大臣が英国DBSと意見交換

5月中旬の保育の話題をまとめました。連休明けの1週間で熱中症による救急搬送が454人となり、乳幼児も含まれています。こども性暴力防止法の施行に向けて、こども政策担当大臣が英国の制度の担当機関と意見交換したことを報告しました。こども誰でも通園制度の現場視察や、自治体の保育送迎ステーションの取り組みも伝えられています。

この号は、2026年9月28日に、2026年5月18日ごろまでの1週間の公的な発表・報道をふり返ってまとめたバックナンバーです。内容はその時点の情報で、その後変わっている場合があります。

1熱中症の救急搬送、5月第2週は454人

前々号で連休明けの熱中症に注意とお伝えしましたが、総務省消防庁の速報値では、5月4日〜10日の1週間に熱中症で救急搬送された人は全国で454人でした。このうち乳幼児(7歳未満)は6人です。亡くなった人はいませんでしたが、重症が6人、中等症が157人いました。発生場所は道路と住居が多くなっています。

現場でのポイント戸外遊びや散歩の前後に水分をとる時間を決めておき、顔が赤い、元気がないなど小さな変化に気づいたら、すぐ涼しい場所で休ませる対応を職員全員で共有しておきましょう。こどもは暑さや体調の変化を自分から言葉で伝えにくいので、大人がこまめに様子を見ることが基本になります。

出典(2件)

2こども性暴力防止法、大臣が英国DBSと意見交換

4月27日号でお伝えした研修教材の公表に続き、施行に向けた国の動きです。黄川田こども政策担当大臣は5月12日の記者会見で、5月5日に英国のDBS(Disclosure and Barring Service)の幹部と意見交換したことを報告しました。

現場でのポイント大臣は、双方の制度の最新の状況を共有し、制度を適切に運用するための監督の体制や、効果的な周知の方法などについて話し合ったと説明しました。得られた知見を生かし、12月25日の施行に向けて準備を進めるとしています。園での研修や手続きの案内が届いたら、早めに内容を確認しておきましょう。

出典(1件)

3大臣がこども誰でも通園制度の現場を視察

こども家庭庁は5月12日、黄川田大臣が5月1日に東京都葛飾区の認定こども園を訪れ、こども誰でも通園制度の実施の様子を視察したことを伝えました。大臣は区長や園長から説明を受け、利用している保護者とも意見を交わしました。

大臣は、保護者以外の大人やほかのこどもとの関わりが、こどもの成長にとって大切だと感じたと述べ、実施状況を把握して効果を検証しながら、制度をよりよくしていく考えを示しました。受け入れる園で働く保育士にとっては、ふだん園に通っていないこどもや、その保護者の不安に寄り添う関わりが大切になります。

出典(1件)

4千葉県印西市、駅前に保育送迎ステーション

福祉新聞は5月12日、千葉県印西市が4月に千葉ニュータウン中央駅の近くに保育送迎ステーションを開設したと報じました。朝、駅前のステーションで2歳以上のこどもを預かり、専用バスで提携する8つの保育施設へ送り届け、夕方はステーションで保護者のお迎えを待つ仕組みです。

定員は30人で、利用料は月2,500円または1日300円です。駅の近くに集中する保育の需要を分散させ、保護者の送迎の負担を軽くすることがねらいで、市は別の駅の周辺でも同様のステーションを計画していると伝えています。

現場でのポイント送迎ステーションのある地域では、こどもの引き渡しの情報を園とステーションの間で確実に伝え合うことが大切になります。連絡帳や引き継ぎのルールがどうなっているか、関わる園で働く場合は確認しておきましょう。

出典(1件)

今週使える保育のアイデア

このコラムは、公的機関の発表・報道・公開されている保育関連の記事の傾向と、当サイトの求人データをもとに、保育士求人アースが毎週作成しています。個人の投稿の引用や、特定の個人・園の紹介は行っていません。内容の誤りに気づいた場合はお問い合わせからお知らせください。