保育の現場から(週刊コラム) 2026年7月27日号
熱中症の搬送が1週間で1万人超、インクルージョン推進の懇談会が始動
7月下旬の保育の話題をまとめました。猛暑が本格化し、熱中症で救急搬送された人は1週間で1万人を超えました。こども家庭庁では保育や障害児支援など分野をまたいでインクルージョンを話し合う懇談会が始まり、保育士試験は後期の受験申請が締め切られました。
この号は、2026年9月28日に、2026年7月27日ごろまでの1週間の公的な発表・報道をふり返ってまとめたバックナンバーです。内容はその時点の情報で、その後変わっている場合があります。
1熱中症の救急搬送、1週間で1万人を超える
総務省消防庁の速報値によると、7月13日〜19日の1週間に熱中症で救急搬送された人は10,857人で、前週(4,580人)の約2.4倍になりました。教育ニュースサイトのリセマムは、前年の同じ時期と比べて約2倍だと報じています。乳幼児は55人、7歳以上18歳未満は798人で、搬送時に死亡が確認された人は14人でした。
日本気象協会が7月23日に公表した1か月予報の解説では、東日本と西日本は8月上旬にかけて気温がかなり高く、8月初めには関東甲信や東海で最高気温40℃以上の酷暑日になる可能性もあるとしています。東北と北陸は7月末まで梅雨空が続き、31日ごろの梅雨明けが見込まれています。
現場でのポイント前号でお伝えした暑さ指数の確認に加えて、園庭の遊具や砂場の熱さ、散歩道の日陰の有無にも目を配りたい時期です。顔色や汗のかき方、元気さなど、子どものいつもと違う様子に早めに気づけるよう、職員どうしで声をかけ合いましょう。
2インクルージョン推進に向けた懇談会が初会合
こども家庭庁は7月24日、「インクルージョン推進に向けた関係者懇談会」の初会合を開きました。こどもまんなか社会の実現に向けて、関係する団体と意見を交わす場とされています。
議題には、幼児教育・保育、障害児支援、特別支援教育、放課後児童対策・居場所づくりの各分野の動きの確認と、参加団体との意見交換が挙げられました。前号でお伝えした「今後の保育政策を考える会」でも、インクルージョンの推進は課題のひとつとして示されていました。同庁の資料では、保育所などで受け入れている障害のある子どもは、2015年の約6万人から2024年には約11.2万人に増えています。
現場でのポイント配慮が必要な子どもを受け入れる園では、支援の方法や記録のしかたを園内で共有し、専門機関と連携する手順を確認しておくと、子どもにも保育者にも安心です。
3保育士試験、後期の受験申請を締め切り
全国保育士養成協議会によると、令和8年後期の保育士試験の受験申請は7月23日で締め切られました。筆記試験は10月24日・25日、実技試験は12月13日に行われます。前期の実技試験で不合格だった人は、7月29日から8月10日まで別に申請を受け付けます。
現場でのポイント園で資格取得をめざしている補助の職員がいれば、秋の筆記試験に向けて、勤務のシフトや学習時間について相談にのれるとよいでしょう。
今週使える保育のアイデア
このコラムは、公的機関の発表・報道・公開されている保育関連の記事の傾向と、当サイトの求人データをもとに、保育士求人アースが毎週作成しています。個人の投稿の引用や、特定の個人・園の紹介は行っていません。内容の誤りに気づいた場合はお問い合わせからお知らせください。