泣いて登園する子と、保護者の別れ際
4月から入園した〇〇ちゃんは、毎朝保護者と離れるときに大泣きします。保護者は申し訳なさそうに「泣いているうちにそっと帰ったほうがいいですか?」と聞いてきました。保護者自身もつらそうで、仕事に遅れないか気にしている様子です。
あなたなら、保護者にどう答えますか?
まず、自分ならどうするかを選んでみてください。
それぞれの対応を考える
A「行ってくるね」と伝えてから別れることをすすめるあなたの選択
黙っていなくなるより、子どもが「また来てくれる」という見通しをもちやすくなります。泣き声を聞きながら離れるのは保護者にとってもつらいので、その気持ちにも寄り添いたいところです。
B短い別れの儀式を一緒に考えるあなたの選択
タッチをする、手を振るなど、毎朝同じ流れにすることで、子どもが安心しやすくなります。長引くとかえって離れにくくなることもあるので、短くすませる工夫も必要です。
C保護者の気持ちを受けとめ、日中の様子を伝えると約束するあなたの選択
泣きやんだあとの姿を知ることで、保護者の不安が和らぎます。連絡帳やお迎え時の会話で具体的に伝えることが、信頼関係にもつながります。
判断するときの視点
- 〇〇ちゃんが安心して気持ちを出せているか
- 保護者の不安や、つらい気持ちへの配慮
- 毎日の見通しをもてる関わり
- 担当保育士の受け入れ方の一貫性
一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。
保育所保育指針 第1章 2(2)イ(ア)②(厚生労働省「保育所保育指針」(平成29年厚生労働省告示第117号))
泣くことは、〇〇ちゃんが保護者との絆を大切にしている表れでもあります。どんな別れ方がよいかは、子どもや家庭によって違います。職員間で受け入れ方をそろえるとともに、保護者と一緒に考え続けられるとよいですね。
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