かみつき、相手の名前を伝える?
午前中、〇〇ちゃんが△△くんに腕をかまれ、あとが残ってしまいました。保育士がそばにいましたが、止めるのが間に合いませんでした。お迎えのとき、〇〇ちゃんの保護者から「誰にかまれたんですか?」と聞かれました。△△くんのかみつきは、ここ数日続いています。
あなたなら、〇〇ちゃんの保護者にどう伝えますか?
まず、自分ならどうするかを選んでみてください。
それぞれの対応を考える
A相手の名前は伝えず、園の責任として謝るあなたの選択
保育中に起きたことは園の責任であるという姿勢を示せ、子ども同士や保護者同士の関係にも配慮できます。ただ、名前を伏せることで「隠されている」と感じる保護者もいるので、状況や今後の対策は具体的に伝えたいところです。
B園の方針を説明し、そのうえで理解を求めるあなたの選択
「相手の名前はお伝えしないことにしています」と理由とともに伝えると、納得してもらいやすくなります。方針を入園時などに前もって伝えておくと、いざというときの説明もしやすくなります。
Cその場で即答せず、主任や園長と相談して対応するあなたの選択
続いているかみつきの場合、園全体で対応を考える必要があります。お待たせする場合は、いつ、誰から連絡するのかをはっきり伝えることで、不安を大きくしないようにしたいところです。
判断するときの視点
- かまれた子の保護者の心配や怒りを受けとめること
- かんだ子とその家庭のプライバシーへの配慮
- かみつきが起きやすい発達の時期であることをどう伝えるか
- 同じことをくり返さないための対策と、職員間の共有
子どもの利益に反しない限りにおいて、保護者や子どものプライバシーを保護し、知り得た事柄の秘密を保持すること。
保育所保育指針 第4章 1(2)イ(厚生労働省「保育所保育指針」(平成29年厚生労働省告示第117号))
かみつきの伝え方に、どの場面にもあてはまる一つの答えはありません。かまれた子の家庭にも、かんだ子の家庭にも、それぞれの思いがあります。園としての方針を職員で確認し、保護者にどう伝えるかを話し合っておくことが、いざというときの支えになります。
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