午後から入る先生と、関わり方がちがうとき
2歳児クラスでは最近、散歩の前に「自分で靴をはきたい」という子の気持ちを大切にして、時間に余裕をもって待つようにしています。午後から勤務するBさんは経験が長く、子どもたちにも慕われていますが、急いでいるときは手早く靴をはかせてあげることがあります。〇〇ちゃんは「Bせんせいにやってもらう」と言って、自分ではこうとしなくなってきました。Bさんは勤務時間の都合で、クラスの打ち合わせには参加できていません。
あなたなら、クラスで大切にしていることをBさんとどう共有しますか?
まず、自分ならどうするかを選んでみてください。
それぞれの対応を考える
ABさんに直接、クラスで大切にしていることとその理由を話してみるあなたの選択
顔を合わせて話すことで、気持ちや背景まで伝わりやすくなります。「こうしてください」とお願いするより、「最近こんな姿が見られて、待つようにしているんです」と子どもの様子から話すと、Bさんの考えも聞きやすくなります。
Bクラスのノートや掲示で、いまの子どもの姿とねらいを共有するあなたの選択
打ち合わせに出られない人にも、同じ情報が届く仕組みになります。一方で、文字だけだと「決まりを押しつけられた」と受けとられることもあるので、読んでもらったあとに一言ことばを交わす機会があると安心です。
CBさんのやり方にも意味があると考え、子どもの様子に合わせて使い分けるあなたの選択
甘えたい気持ちを受けとめてもらえることも、2歳児にとっては大切な経験です。「自分でやりたい日」と「やってほしい日」の間で揺れるのも自然な姿なので、どちらか一方に決めず、その日の様子を見て柔軟に考えることもできます。
D主任に相談し、短時間勤務の職員も参加できる打ち合わせの工夫を考えるあなたの選択
一人の職員の問題ではなく、園全体の情報共有のしくみとして考えられます。すぐには変わらないかもしれませんが、勤務時間内に短い打ち合わせを設けるなど、ほかのクラスにも役立つ工夫につながることがあります。
判断するときの視点
- 〇〇ちゃんの「自分で」と「やってほしい」の間で揺れる気持ち
- Bさんの経験や、子どもとの信頼関係への敬意
- 勤務時間のちがう職員にも、情報が届く仕組みがあるか
- クラスとして、どこまで関わりをそろえたいのか
勤務時間や経験のちがう職員が一緒に保育をするのは、多くの園で見られることです。関わり方のちがいは、子どもにとって「いろいろな大人がいる」という豊かさにもなります。そのうえで、クラスで大切にしたいことだけは言葉にして共有しておくと、どの先生も迷わずに子どもの「自分で」を支えやすくなります。
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