やりたがる子に、危ない遊びをどこまで?
園庭で〇〇くんが、高さのある固定遊具のてっぺんから飛び降りたいと何度も挑戦しています。まだ少し足元がふらつくこともありますが、本人は「できるもん!」とやる気いっぱいです。下は土で、マットは敷いていません。まわりでは数人の子が順番を待っています。
あなたなら、〇〇くんの挑戦にどう関わりますか?
まず、自分ならどうするかを選んでみてください。
それぞれの対応を考える
Aそばにつき、手が届く位置で見守りながらやらせるあなたの選択
「やってみたい」という意欲を大切にしながら、大人が安全を支える関わりです。ただ、そのあいだ保育士がほかの子から目を離しにくくなるので、ほかの職員と見守りを分担できるかがポイントになります。
Bマットを敷くなど、環境を整えてから挑戦させるあなたの選択
けがのリスクを下げつつ挑戦の機会を守れます。準備に時間がかかるので、その間の〇〇くんの気持ちを受けとめる声かけや、準備を一緒にするなどの工夫があるとよいでしょう。
C今はもう少し低い場所から始めようと提案するあなたの選択
今の力に合った段階を選ぶことで、成功体験を積み重ねられます。本人が納得しないまま止めると意欲がしぼむこともあるので、「ここからならできそう」と一緒に考える形にしたいところです。
判断するときの視点
- 重大なけがにつながる危険かどうか(安全)
- 〇〇くんの体の発達と、今の力
- 挑戦したい気持ちと、できたときの自信
- 見守りの人手と、ほかの職員との共有
子どもが自ら周囲に働きかけ、試行錯誤しつつ自分の力で行う活動を見守りながら、適切に援助すること。
保育所保育指針 第2章 4(1)ウ(厚生労働省「保育所保育指針」(平成29年厚生労働省告示第117号))
挑戦を支えることと、命を守ることは、どちらも保育の大切な仕事です。どこまでを「見守れる危険」とするかは、園の環境や職員体制によっても変わります。遊具ごとに「うちの園ではこうしよう」と職員間で話し合っておくと、現場で迷いにくくなります。
ほかの事例
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